抗体パラメーター
抗体名 | 抗ヒト免疫グロブリンE抗体(IgE antibody) | |||
応用プラットホーム | 化学発光、免疫蛍光、コロイド金 | |||
製品品番 | K98c1 | K99g2 | ||
抗体の精度 | ProteinA/G精製、精度>98% | |||
製品説明 | マウスモノクローナル抗体、インビトロ細胞培養 | |||
バッファー | 1*PBS | |||
抗体の保存方法 | 凍結融解を避け、個別包装し、-20℃以下で保存してください |
IgEの臨床的意義
現在、人体には5種類の免疫グロブリンがあり、すそれぞれは免疫グロブリンA(IgA)、免疫グロブリンG(IgG)、免疫グロブリンM(IgM)、免疫グロブリンE(IgE)および免疫グロブリンD(IgD)です。その中で、IgEは健常者の血清中で量が最も少ない免疫グロブリンであり、アレルギー反応に関連しています。
免疫グロブリンEは、約190kDaの分子量を持つモノマーとして人体に存在し、ヒト免疫グロブリンの0.002%以下を占めます。IgEは好塩基球とマスト細胞に対して高い親和性を持っているため、reagin抗体または細胞親和性抗体とも呼ばれます。成人の通常のIgE含有量は0.1〜0.9μg/mlで、総IgEは強い陽性で、特異的IgEは陰性です。IgEは、Ⅰ型過敏症を引き起こす可能性があり、アレルギー性鼻炎、アレルギー性喘息、アレルギー性皮膚炎、湿疹およびその他の病因の調節に関与する主な抗体です。さらに、これまでの研究では、寄生虫に対する体の免疫に関連している可能性があることがわかりました。寄生虫とアレルゲンが侵入する時、血清中の免疫グロブリンEの含有量が大幅に増加します。